アメリカの大麻ETF上位10銘柄を紹介。大麻産業のリスクと可能性について

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今回はアメリカの大麻ETFについてのお話です。

米国内の個人投資家達が殺到する大麻ETFの上位構成銘柄に注目してみると、今の大麻産業の動向が見えてくるのではないでしょうか。
 

 

 

アメリカの大麻産業最大のリスク

 

アメリカでは現在9つの州で娯楽用大麻の使用が合法化されており、医療用大麻のみが認められているところも合わせると実に30の州で大麻の使用が認められています。

しかし、多くの州で合法になっているものの、連邦政府の法律的には大麻の使用は違法とされているのが現状です。

またオバマ前大頭領時代の連邦政府は大麻の使用に対して比較的寛容な姿勢を見せていましたが、トランプ政権になって以降は少し雲行きが怪しくなってきているという見方もあります。

特にトランプ大頭領が指名したジェフ・セッションズ司法長官は大麻の使用にに対して厳しい姿勢を見せており、過去には「善人は大麻を吸わない」という発言をしたことでも有名です。

こういった連邦政府と州政府の大麻規制へのズレがアメリカの大麻産業における最大のリスクでああり、大麻の使用に対する社会的偏見が無くならない1つの要因であるとも言われています。

またこのような状況において、いまだに大企業や機関投資家は法的リスクを考慮して大麻産業への投資を控えているというのが現状です。
 

 

 

大麻産業の明るい見通し

 

しかし中には大麻産業の見通しを明るくするようなニュースもいくつかあります。

1つはアメリカ連邦議会に提出された【The States Act】という法案の存在です。

この法案は連邦政府の規制薬物法から大麻を除外し、大麻を規制するかどうかを州政府に委ねることを目的としています。

国内世論的にも現在の連邦政府と州政府のズレを快く思っていない人は多く、この法案も近いうちに可決される可能性が高いのではないかという見方が優勢です。

また2018年の8月、アメリカの大手コロナビールメーカーであるConstellation Brands Inc.がCanopy Growthへ38億ドルもの出資を発表しました。

この巨額投資には、今後Constellation Brandsのような大企業による大麻産業への出資のハードルを下げる効果があったと見られています。

大麻産業の法的リスクや社会的偏見などの問題は長期的に解決していく可能性が高く、今後もこの産業は大きく発展していくものと見られています。

そして近年のアメリカの大麻産業を語る上で外せないのが【大麻ETF】の存在です。
 

 

 

アメリカの大麻ETF

 

アメリカのNYSEアーカ取引所には大麻関連企業の株式銘柄で構成された「ETFMG オルタナティブ ハーベストETF(証券コード・MJX:US)」というETF(上場投資信託)があります。

このETFにはアメリカの個人投資家達が殺到しており、現在の資産総額はおよそ6億8383万ドル以上、年間リターンでは24.36%の成績を叩き出しています。(2018年10月4日時点)

以下はこのMJXの組み入れ上位銘柄のラインナップです。

①ティルレイ(Tilray Inc.)
②オーロラ・カンナビス(Aurora Cannabis)
③キャノピー・グロース(Canopy Growth)
④クロノス・グループ(Cronos Group Inc)
⑤GWファーマシューティカルズ(GW Pharmaceuticals)
⑥キャントラストホールディングス(CannTrust Holdings)
⑦ヘクソコープ(Hexo corp)
⑧コーバスファーマシューティカルズホールディングス(Corbus Pharmaceuticals Holdings Inc)
⑨エメラルド・ヘルス・セラプューティクス(Emerald Health Therapeutics Inc)
⑩オーガニグラム・ホールディングス(Organigram Holdings Inc)

 

MJXの構成銘柄はアメリカの大手大麻企業だけではなく、カナダで事業を展開しているベンチャー企業が入っていたりと、多種多様な顔触れとなっています。

以下、上位銘柄の概要について簡単に説明していきます。
 

 

 

【ティルレイ(Tilray Inc)】


画像出典:Tilray Inc

ティッカー:TLRY
取引所:NASDAQ(Global Select Market)
時価総額:136.8億ドル以上(2018年10月7日時点)

ティルレイ(Tilray Inc)は医療用大麻の研究・開発・販売を行っている企業であり、現在は世界10ヶ国に医療用大麻を提供しています。

また同社は医療用大麻の製造企業としては初めて生産工場がEuropean Medicines Agency(欧州医薬品丁)の基準をクリアした企業でもあります。
 

 

 

【オーロラ・カンナビス(Aurora Cannabis Inc)】


画像出典:Aurora Cannabis Inc

ティッカー:ACB
取引所:TSX(トロント証券取引所)
時価総額:93億9700万ドル

オーロラカンナビス(Aurora Cannabis Inc.)はカナダの医療用大麻製造企業であり、ケベック州とアルバータ州に広大な大麻生産施設を保有しています。

また同社は2018年の1月、イタリア国内で医療用大麻のサプライやーとして同政府から認定を受けています。
 

 

 

【キャノピーグロース(Canopy Growth)】


画像出典:Canopy Growth

ティッカー:CGC
取引所:NYSE(ニューヨーク証券取引所)
時価総額:141億4900万ドル(10月5日時点)

キャノピーグロース(Canopy Growth)はカナダで子会社を通して医療用大麻を生産している企業であり、オンタリオ州東部のスミスス・フォールズに本社を構えています。

同社はカナダ国内の医療用大麻シェアの3分の1を獲得しており、その他にも食品、化粧品、繊維、工業用製品の原料となる産業用大麻の栽培を行っています。
 

 

 

【クロノス・グループ(Cronos Group Inc)】


画像出典:Cronos Group Inc

ティッカー:CRON
取引所:NASDAQ
時価総額:17億2800万ドル(2018年10月6日時点)

クロノス・グループ(Cronos Group Inc)はカナダで事業を展開しているの投資会社であり、Peace NationalsやOriginal BC、Whistler Medical Marijuana Companyなどの医療用大麻製造企業に集中的な投資を行っています。
 

 

 

【GWファーマシューティカルズ(GW Pharmaceuticals)】


画像出典:GW Pharmaceuticals

ティッカー:GWPH
取引所:NASDAQ
時価総額:42億7600万ドル(10月5日時点)

GWファーマシューティカルズ(GW Pharmaceuticals)は、イギリスのケンブリッジに本社を置くバイオ医薬品企業です。

同社が販売しているサティベックスは天然の大麻由来の製品として世界で初めて承認されたものであり、多発性硬化症の治療薬として欧州内の21ヶ国で販売許可を取得しています。
 

 

 

【キャントラストホールディングス(CannTrust Holdings)】


画像出典:CannTrust Holdings

ティッカー:TRST CN
取引所:TSX(トロント証券取引所)
時価総額:12億5600万カナダドル

CannaTrust Holdingsはカナダのオンタリオ州に本社を構える医薬品会社であり、医療用大麻の研究開発・生産・販売を行っています。

同社はオーストラリアのゴールドコースト大学病院との提携のもとでALS(筋萎縮性側索硬化症)/MND(運動ニューロン疾患)の進行を遅らせるCBDオイルカプセルの研究開発を行っています。
 

 

 

【ヘクソコープ(Hexo corp)】


画像出典:Hexo corp

チェッカー:HEXO CN
取引所:TSX(トロント証券取引所)
時価総額:16億4600万カナダドル

ヘクソコープ(Hexo corp)は舌下スプレータイプやオイルタイプ、パウダータイプなど多様な医療用大麻の製造・販売を行っている企業です。

同社は2018年の9月、欧州圏内にビジネスを拡大するための足掛かりとしてギリシャの大麻ベンチャーであるQannabos (QNBS) と提携し、ギリシャ国内に医療用大麻の生産工場を設立する計画があるという発表をしています。
 

 

 

【コーバスファーマシューティカルズホールディングス(Corbus Pharmaceuticals Holdings Inc)】


画像出典:Corbus Pharmaceuticals Holdings Inc

チェッカー:CRBP US
取引所:NASDAQ
時価総額:3億8842万ドル(10月9日時点)

コーバスファーマシューティカルホールディングス(Corbus Pharmaceuticals Holdings Inc)はマサチューセッツ州に本社を構え、第三相試験段階にある医薬品の開発を行っている会社です。

同社が開発中の「リスナブ」は炎症性繊維症の治療薬であり、カンナビノイド受容体を刺激することにより炎症化や線維化のプロセスを和らげる効果があるとされています。
 

 

 

【エメラルド・ヘルス・セラプューティクス(Emerald Health Therapeutics Inc)】


画像出典:Emerald Health Therapeutics Inc

チェッカー:EMH
取引所:TSX Venture Exchange(TSXベンチャー取引所)
時価総額:6億5629万カナダドル(10月9日時点)

エメラルドヘルスセラプューティクス(Emerald Health Therapeutics Inc)は、カナダで事業を展開している企業で、医療用大麻の製造・販売を行ってます。

同社はカナダ政府からACMPR(Access to Cannabis for Medical Purposes Regulations)の元で医療用大麻を提供する企業としてライセンスを取得しており、乾燥タイプやオイルタイプの医療用大麻を取り扱っています。
 

 

 

【オーガニグラムホールディングス(Organigram Holdings Inc)】


画像出典:Organigram Holdings Inc

チェッカー: OGI
取引所:TSX Venture Exchange(TSXベンチャー取引所)
時価総額:9億4427万カナダドル

オーガニグラムホールディングス(Organigram Holdings Inc)はカナダで医療用大麻の生産、販売を行っている企業です。

同社は患者一人一人の症状に合わせた医療用大麻を提供することをモットーとしており、サティバ種やインディカ種、ハイブリッド種やCBDリッチなものなど多様な製品を取り揃えています。
 

 

 

以上、大麻産業の動向を知るための参考にしていただけたら幸いです。
 

 

 


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